インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ（本社：東京都千代田区、社長：五十嵐　達<いがらし　とおる>）は 、 2010FIFA ワールドカップ南アフリカ大会において日本戦が行われた時間帯のインターネット視聴動向をまとめました。

(調査結果より)

Ｗ杯日本戦、試合終了直後に活発化したＷｅｂ視聴

2010FIFA ワールドカップ南アフリカ大会グループ予選において日本戦が行われた時間帯に注目して、インターネットの視聴動向についてまとめました。

１．対カメルーン戦（試合開始日本時間6/14(月)23時〜）
２．対オランダ戦（試合開始日本時間6/19(土)20時30分〜）
３．対デンマーク戦（試合開始日本時間6/25(金)3時30分〜）

が行われた、前後のWeb全体の視聴状況をそれぞれ見てみると、オランダ戦においては、試合が行われた時間帯のWeb接触者数は、前４週平均と比べると少なくなっており、インターネットユーザーがこの時間帯にテレビ観戦に専念している様子が伺われます。
一方、決勝トーナメント進出がかかったデンマーク戦では、深夜のTV中継に関わらず、30%を超える世帯視聴率を記録しましたが、Web接触者数が前４週平均に比べ多くなっていることを見ても、この時間帯での起床在宅率が高かったことがわかります。
また、３戦とも共通して、試合終了後の時間帯におけるWeb接触者数が前４週平均に比べて多くなっていますが、TV中継終了後の情報収集や各書き込みなどがあったかもしれません。（以上、図表１．より）

■図表1．Web全体の推定接触者数と全４週平均比（時間帯別）

　次に、ツイッターに代表されるミニブログついて、同時間帯の視聴傾向を見てみました。
表２．の推定接触者数を見ると、ミニブログについては、試合中でもその接触数が前４週平均に比べて高くなっており、先述のWeb全体の接触に比べて、その規模は違いますが、TV中継によってアクセスが減るということはないようです。また、表２．の平均視聴ページ数を見ると、カメルーン戦では試合終了後、オランダ戦では前半終了後、デンマーク戦では前半・試合終了後のそれぞれの時間帯に活発化していることがわかります。

■表2. ミニブログの推定接触者数／平均視聴ページ数と全４週平均比（時間帯別）

*今回集計対象のミニブログ（52サービス）
twitter、Timelog、もごもご、Haru.fm、FC2ミニブログPIYO、りある、アメーバなう、TwitterMap/脳内スキャン、Twib、ぽりったー、drawTwit/どろつい、buzztter、ピーチク、となりったー、ツイテレ、Togetter/トゥギャッター、Oketter/おけったー、はてなハイク、Wassr、Chip!ブログ、セレンド、バナフェス!offy、みなログ、CROOZリアル、gooみんなのひとこと、エキサイトつぶろぐ、はてなグループついったー部、ログピ、himatch、Tinker、ピモテ、twinavi/ついなび、Twitty/ツイッティー、ふぁぼったー、ReTweeter、viratter、mixiボイス、tumblr、LST（ライフスペースタイム）、twitvideo、TwitterCounter、twitcam、bit.ly、pick、ファーピース/fur peace、イマつぶ、るなったー/Lunatter、Girlslog/ガールズログ、pal、ちょぴ/chopi、feecle、アイポLive

　最後に、今回のW杯について、弊社サービスの「Interactive Marketing Dashboard【IMD】よりブログエントリー数の一部をご紹介します。

図3．は「W杯」ブログエントリー数の推移ですが、日本が戦いを進めるにつれ、そのエントリー数が伸びていく様子がわかります。
一方、図４．の「本田圭佑」ブログエントリー数を見ると、6月14日に行われたカメルーン戦の翌日（15日）でのエントリー数が、同月1日〜14日での平均検索数を１０倍以上上回り、規模の違いこそあれ、カメルーン戦でのインパクトは非常に強かったと言えるでしょう。

■図3．「W杯」ブログエントリー数（6/1〜7/6）　※“W杯”“ワールドカップ”“worldcup”各ワードのor条件で集計

■図4．「本田圭佑」ブログエントリー数（6/1〜7/6）

　今回はW杯日本予選時の、家庭におけるPCインターネットサービスの視聴動向についてご紹介しました。
ビデオリサーチインタラクティブでは、モバイルインターネット視聴動向については、Mobile Media Measurement［M³］にてデータをご提供しております。

※ビデオリサーチインタラクティブについて

ビデオリサーチインタラクティブはインターネットオーディエンス測定事業、インターネット広告の第三者配信事業を中核に調査事業全般を展開しております。 インターネットオーディエンス測定事業の中心は「Web Report」というインターネットオーディエンスデータの提供です。日本のテレビ視聴率を提供しているビデオリサーチのノウハウを継承し、日本のインターネット利用動向情報を2000年からご提供しております。