インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ（本社：東京都千代田区、社長：五十嵐 達<いがらし　とおる>)は、家電エコポイントに関連するWebサイトの動向についてまとめました。

＜調査結果より＞
12月より半減の「家電エコポイント」。駆け込み需要とともに、インターネットの関連サイトも活況の様相。

「家電エコポイント」の付与額が2010年12月1日よりほぼ半減されることに伴い、特に地上デジタル放送対応の薄型テレビの駆け込み需要は活況を呈しており、連日ニュースや記事などで取り上げられています。
そこで今回は、エコポイント公式ホームページ（eco-points.jp）、および購買行動の参考・検討材料となる家電量販店サイト、家電メーカーサイト、価格比較サイトの動向についてまとめてみました。
まず、エコポイント公式HPの推定訪問者数をみると、2010年10月度で140万人を示し、前年同期に比べ1.9倍に達しています。
それぞれの推定訪問者数を時系列でみてみると、共通して当初のエコポイント期限であった2010年3月に一旦ピークを迎え、その後6月までは逓減し、7月以降再度上昇傾向に転じていることがわかります。現時点で11月度の結果はまだ出ていませんが、2010年3月度結果を上回るピークを迎えることが予測されるでしょう。
直近（2010年10月度）の訪問者の構成割合は、いずれも男性比率が高い傾向にあり、特に男性35-49才のM2層のシェアが高くなっています。
サイトグループ間の重複訪問状況をみると、家電量販店サイト訪問者で他サイトグループも併せて閲覧する割合が相対的に高く、購買に近いポイントでの活発な情報収集態度が窺い知れます。
ブログ投稿件数・検索回数とも、当初の期限である2010年3月に最初のピークが訪れている点、9月から10月にかけて上昇傾向にある点から、11月度で再び反応が強まっているだろうことが推察されます。
「家電エコポイント」半減直前の11月度のインターネット上の動向は商戦同様過熱していたのか、そして半減後の数値はどう変化するのか、注目されます。

注）PCに関する文中の数値はすべて、自宅内PCインターネット利用者の推定値

■図表１．エコポイント公式HPなどの推定訪問者数 時系列推移（2009年10月〜2010年10月)

■図表２．エコポイント公式HPなどの基本指標 （2010年10月度、2009年10月度）

■図表３．エコポイント公式HPなどの訪問者 性×年齢別構成割合（2010年10月度）

■図表４．サイトグループ間での重複訪問状況（2010年10月度）

■図表５．キーワード“エコポイント”に対するインターネット上の反応の月別推移（2009年11月〜2010年10月） 　※一月当たり平均値を“100”として指数化

*今回集計対象のクーポン共同購入サイト
≪家電量販店サイト≫
ビックカメラ.com、eBEST（ベスト電器）、エディオンイードットコム、eNet-Japan.com（ノジマ）、Joshin web、
コジマネット、ケーズデンキオンラインショップ、ラオックス、マツヤデンキ、ムラウチドットコム、ソフマップ.com、
激安!家電のタンタンショップ、ヤマダ電機WEB.com、ヨドバシ.com
≪家電メーカーサイト≫
日立製作所、三菱電機、パナソニック、シャープ、ソニー（ソニーストア含む）、東芝（Shop Toshiba含む）
≪価格比較サイト≫ ※「家電」カテゴリー以外も含んだ全体での集計
ビカム、コネコネット、ECナビ、比較.com、価格.com、Yahoo!商品検索、通販検索アラジン・サーチ、smarter.

　

＜株式会社ビデオリサーチインタラクティブ＞

　ビデオリサーチインタラクティブはインターネットオーディエンス測定事業、インターネット広告の第三者配信事業を中核に調査事業全般を展開しております。
インターネットオーディエンス測定事業の中心は「Web Report」というインターネットオーディエンスデータの提供です。日本のテレビ視聴率を提供しているビデオリサーチのノウハウを継承し、日本のインターネット利用動向情報を2000年からご提供しております。

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