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プレスリリース


2014年09月16日
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ

ビール大手3社がプリン体・糖質ゼロ発泡酒を一斉に新発売。
各社が取ったPCリスティング広告展開の違いは?


インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(本社:東京都千代田区、社長:荻野 欣之<おぎの よしゆき>)は、9月2日(火)にアサヒビール・キリンビール・サントリーから同時に新発売されたプリン体・糖質ゼロの発泡酒について、すでに発売しているサッポロビールを含めた4社がPCリスティング広告をどう活用したのか、出稿状況を調査し取りまとめましたので、お知らせ致します。

    

<主なポイント>
今回の調査は、当社が本年4月にリリースしたリスティング広告データベースサービス「Listing Ads Report」をカスタマイズして実施した。

●当社にて商品の機能を訴求するキーワードとして「プリン体」「糖質」「プリン体&糖質」などを設定し、発売前1週間(8/26-9/1)と発売後1週間(9/2-8)にわけて、リスティング広告のプレミアムポジション(注)における各社の1位掲載獲得シェアの状況をみてみた。

「プリン体」:サントリーが発売前後ともトップシェアを獲得しているが、発売後にキリンビールのシェアが増加しているのがわかる。

「プリン体&糖質」:発売前はキリンビールとサントリーで拮抗しているが、発売後はキリンビールが71%までを占める。

「糖質」:発売前後でそれほど変化はないが、発売後に“その他(Amazon.co.jp、低糖工房など)”のシェアが増加している。

なお、アサヒビール社のリスティング広告掲載は、今回の調査では見当たらなかった。



【図表1】機能訴求キーワード別 プレミアムポジションでの各社1位掲載比率

対象URL:キリンビール[zerozero.kirin.co.jp/]、サントリー[www.suntory.co.jp/]、サッポロビール[www.sapporobeer.jp/]



●次に各社のブランドネームでの検索について、プレミアムポジションでの各社のリスティング広告掲載状況をみてみた。

アサヒビール「スーパーゼロ」
ブランドネーム検索でもアサヒビール社のリスティング広告掲載は見当たらなかった。なお、プレミアムポジションの1位を獲得しているのはすべてAmazon.co.jpであり、ECサイトも誘因等を目的にブランドネームでリスティング広告を出稿していることが読み取れる。

キリンビール「淡麗プラチナダブル」
プレミアムポジション1位掲載率は、発売前後とも9割程度と競合3社にくらべ高い。

サントリー「おいしいZERO」
プレミアムポジションに掲載されればほぼ1位を獲得しているが、発売後に掲載率は減少の傾向。自社以外の1位は、Yahoo!ショッピングがほとんど。

サッポロビール「極ZERO」
表中の数値はサッポログループネットショップの掲載率。プレミアムポジションの1位は、アサヒビール「スーパーゼロ」と同様に、すべてAmazon.co.jpであった。


【図表2】ブランドネーム検索での各社プレミアムポジション掲載状況 



注) プレミアムポジションとは、Yahoo!やGoogleで検索を行った際に、オーガニックな検索結果よりも上部に表示される広告掲載場所のことを指す。




■本リリースの調査概要

調査場所 Yahoo!ウェブ検索 / Googleウェブ検索
それぞれの検索結果の1ページ目 *PC環境での調査
調査ワード − 機能訴求キーワード −
「プリン体」「プリン体0」「プリン体ゼロ」
「糖質」「糖質0」「糖質ゼロ」
「プリン体 糖質」「プリン体 糖質 0」「プリン体 糖質 ゼロ」
− ブランドワード−
「スーパーゼロ」「スーパーZERO」 (アサヒビール)
「淡麗プラチナダブル」「淡麗プラチナW」 (キリンビール)
「おいしいZERO」「おいしいゼロ」「おいしい0」 (サントリー)
「極ZERO」「極ゼロ」「極0」 (サッポロビール)
調査期間 2014年8月26日(火)〜9月8日(月)
調査頻度 各調査ワードとも1時間ごとに調査
広告収集内容 ・広告全文(タイトル / URL / 説明文) ・掲載ポジション

※なお、広告収集に当たっては、広告へのクリックアクションを行わずに収集しています。


 

<株式会社ビデオリサーチインタラクティブ>

 ビデオリサーチインタラクティブはインターネットオーディエンス測定事業、インターネット広告の第三者配信事業、広告効果測定事業を中核に調査事業全般を展開しております。
インターネットオーディエンス測定事業の中心は「Web Report」というインターネットオーディエンスデータの提供です。日本のテレビ視聴率を提供しているビデオリサーチのノウハウを継承し、日本のインターネット利用動向情報を2000年からご提供しております。



■本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先

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電話:03-5226-3283 FAX:03-5226-3289 メールアドレス:

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