ビデオリサーチインタラクティブでは、定期的に日本全国を対象に「インターネット普及状況調査」を実施し、調査結果をもとにインターネットオーディエンス測定調査の設計を行っております。

　今回は2004年4月の「インターネット普及状況調査結果」及び、弊社が今年4〜5月にインターネットオーディエンス測定調査対象世帯に実施した「PCインターネット利用世帯における回線調査結果」を合わせてご紹介致します。

◆普段インターネットを利用している人口は約5,547万人

　利用場所・利用機器に関わらず、普段インターネットを利用している人口は約5,547万人と推定されます。前年の同時期と比べて僅かではありますが低下が見られます。 (図1参照)

●図1.インターネット利用人口推計値(全ハードウェア・全利用場所)

　利用場所別にみると「自宅のみで利用」とする人が半数をやや上回り、「自宅と自宅外両方で利用」4割弱、「自宅外のみで利用」1割となっており、前年の同時期とほぼ同じ傾向となっています。(図2参照)

●図2.インターネット利用場所別構成割合の推移

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◆インターネット世帯普及率は、50.0%（約4,991万人）

　次に自宅内でのインターネット利用状況をみると、世帯普及率(機器を問わず普段インターネットを利用する人が1人でもいる世帯の割合)は50.0% 、また自宅内でのインターネット利用人口も4,991万人となり、いずれも前年の同時期から横ばい傾向となっています。(図3参照) 　なお、自宅内のパソコンによるインターネット利用者は推定約4,227万人となっています。

●図3.インターネット世帯普及率/利用機器別・自宅内インターネット利用人口の推移

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◆性・年代別では、男女10代･男性40代の利用率が男女20･30代と同水準に

　自宅内でのインターネット利用率を性・年代別にみると、男性では 10代〜40代、女性では10代〜30代で60%前後の利用率を示しています。前年同時期との比較では、男女とも10代の利用が伸びている一方、30代においてはやや低下傾向が見受けられます。 (図4参照)

●図4.　自宅内インターネット利用率(性年代別/全ハードウェア)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　） 内は前年の利用率

　次に自宅内のパソコンでの利用率をみると、男性では10代、40代がともに54%とほぼ同じ水準で、20〜30代がそれに続いており、女性では、10代が54% と最も高く、20〜30代が続いています。前年同時期と比べると、男女とも10代、及び50代以上の層で利用率は増加傾向にあります。（図５参照）

●図5.　パソコンによる自宅内インターネット利用率(性・年代別)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　） 内は前年の利用率

　

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◆自宅内のパソコンでのブロードバンド利用率は 66.9%

　また、今年4〜5月時点でのビデオリサーチインタラクティブのオーディエンス測定調査対象世帯におけるインターネットの接続形態状況をみると、普段ブロードバンド<注>を利用してインターネットに接続している世帯の割合は、引き続き急速な伸びを示しており、自宅内でのパソコンによるインターネット利用世帯の66.9% と昨年の同時期と比べて13ポイント上昇しています。 (図6参照)

<注>	ブロードバンド(BB):	ブロードバンド(BB):ADSL/CATV/その他BB(無線アクセス/FTTH)の合計
	ナローバンド(NB）:	ナローバンド(NB）:フレッツISDN/ダイヤルアップ（アナログ・ISDN）/その他NB(携帯電話・PHS)の合計

●図6.　自宅内のパソコンによるインターネット利用世帯の普段利用する回線構成割合

●図7.　ブロードバンド利用人口の推移（家庭内PCユーザーにおけるスコア）

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【調査概要】

調査地域	日本全国
調査対象	一般世帯
有効調査数	9102世帯
調査期間	2004年3〜4月
調査実施	株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
調査方法	電話調査（RDD方式 *）

* RDD方式 ：コンピュータにより電話番号を発生させて自動的に電話をかける方式
(ランダム･デジット･ダイヤリング)
* インターネットユーザーの定義：「普段インターネットを利用している」と回答した人

●ＰＣインターネット利用世帯における回線調査

調査地域	日本全国
調査対象	ビデオリサーチインタラクティブ ： インターネットオーディエンス測定調査対象世帯 (*)
調査期間	2004年4〜5月
調査実施	株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
調査方法	上記期間における登録データを元に算出

* オーディエンス測定調査：日本全国のパソコンによる家庭内インターネット利用世帯を抽出し、無作為に約7,500世帯のパネルを設定。同世帯におけるインターネット利用者を対象とし、毎日のインターネット利用状況を捕捉。