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プレスリリース


2012年09月19日
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ

五輪期間中のiPhoneユーザーの主要ソーシャルメディア利用率は、毎時平均で13.5%。
男女サッカーなど注目度の高かった競技時間帯周辺で活発だった点を検証。


インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(本社:東京都千代田区、社長:五十嵐 達<いがらし とおる>)は、スマートフォンによるインターネット視聴データサービス「Smart M3(iPhoneユーザー版)」の結果を中心に、この夏のロンドンオリンピック開催期間中のスマートフォンユーザーのソーシャルメディア利用動向をまとめました。

    
   

<調査結果より>
この夏のロンドンオリンピックは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが本格的に浸透してはじめての開催ということもあり、「ソーシャリンピック」とも称されました。併せて、スマートフォンの普及に伴い、テレビ観戦しながらソーシャルメディア上で感動や体験を共有する「ソーシャルビューイング」という新たな視聴スタイルも育まれています。

そこで今回は、オリンピック開催期間中におけるiPhoneユーザーのソーシャルメディア利用状況を中心に取りまとめました。

●iPhoneユーザーにおける開催期間(サッカー予選が開会式前にあったため7/25〜8/12と設定)中の1時間当たりのスマートフォン平均利用率は37.1%であり、開催前4週間平均(35.1%)を2ポイントほど上回る結果になった。< 図表1 >

これを主要ソーシャル系サービス(便宜上、[Facebook][Twitter][LINE]の3サービス)の利用に絞ってみると、1時間当たりの平均利用率は13.5%であり、前4週間平均との差は、スマートフォン利用率と同様に2ポイント増となった。相対的に21時台と0時台で利用が活発化しているのがわかる。< 図表2 >
また、デイリーで一日に一度でも主要ソーシャル系サービスを利用した割合をみると、開催期間の平均は76.4%と、開催前4週間平均(71.2%)を5ポイント上回り、特に8/10(金)の利用率は80%に至る。< 図表3 >
このように、ソーシャルメディア利用の活発化がスマートフォン自体の利用活発化の要因になったと言えるでしょう。

●iPhoneユーザーにおいて、開催期間を通してソーシャル系サービスの利用率が目立って上昇した時間帯を抽出すると、男女サッカーや今大会日本勢初の金メダル獲得となった女子柔道57kg級の競技時間を中心とした時間帯で活発だったことがわかった。< 図表4 >

●最後に、9月末にリリースする「SmartPhone Contents Report (vol.03)」の付帯調査にて、開催期間中にソーシャルビューイングや動画視聴など五輪と関連したインターネット行動を行ったかを問うと、全体の4割以上はデバイスを問わず何らかのアクションを行ったとしており、特にスマートフォンとタブレット端末を両方持っているユーザーでおしなべて活発な傾向にあることがわかった。< 図表5 >

スマートデバイスがさらに普及し、ソーシャルメディアが成熟するであろう次のオリンピックはどのような様相をみせるのでしょうか?それとも新たなデバイスやメディアが登場しているのでしょうか?未来を予見するためにも、当社では「イマ」をしっかりと見つめていくつもりです。













注)図表2〜4のソーシャル系サービスの利用率は、[Facebook/Twitter/LINE]の3サービスのいずれかの利用率であり、オリンピックに関連したコンテンツに限った数値ではありませんので、ご留意ください。






■「Smart M3」iPhoneユーザー版の調査概要

調査エリア 関東1都6県
調査対象者 男女15〜59歳のiPhoneユーザー
パネル標本数 500サンプル
標本抽出法 インターネット調査モニターより条件に基づきリクルーティング
データ収集方法 プロキシサーバーを介してログを収集
提供形態 ASPにてご提供 
 ※別途、特別分析のレポーティング作業も請け負います
データ更新頻度 当月分データを翌月下旬に更新

■「SmartPhone Contents Report vol.03」本調査の概要

調査エリア 日本全国
調査対象者 15〜69歳の
・スマートフォン所有者 4,612サンプル
・タブレット端末所有者 1,202サンプル
計5,000サンプル(重複所有者814サンプル)
対象者構成 予備調査におけるスマートフォン所有者もしくはタブレット端末所有者
(本調査非協力者は除く)
調査方法 Web調査
調査時期 2012年8月31日(金)〜9月4日(火)

 

<株式会社ビデオリサーチインタラクティブ>

 ビデオリサーチインタラクティブはインターネットオーディエンス測定事業、インターネット広告の第三者配信事業を中核に調査事業全般を展開しております。
インターネットオーディエンス測定事業の中心は「Web Report」というインターネットオーディエンスデータの提供です。日本のテレビ視聴率を提供しているビデオリサーチのノウハウを継承し、日本のインターネット利用動向情報を2000年からご提供しております。



■本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先

株式会社ビデオリサーチインタラクティブ 営業企画部
電話:03-5226-3283 FAX:03-5226-3289 メールアドレス:

〒102-0075 東京都千代田区三番町6-17 URL:http://www.videoi.co.jp/



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