Column

コラム

未来の人材市場の主人公を狙う、キッズマーケット

2018年04月18日   
株式会社Gzブレイン マーケティングセクションマネージャー 上床 光信

"コンテンツEXPO東京 2018"が、ビッグサイトで4月4日~5日に開催されました。多くのテーマで出展及び講演等が行われ、今回は4万2千6百人の来場者があったということです。
http://www.content-tokyo.jp/Previous-Show-Report/Previous-Show/


とりわけ、コンテンツ東京内の特設ゾーン展開されていた、"VR・AR・MR・ワールド"や、併催されていた"AI・人工知能EXPO"などでは、最先端のテクノロジーの一端に触れることもでき、これらへの関心の高さが浮き彫りとなりました。
http://www.ai-expo.jp/Previous-Show-Report/Previous-Show/


本題に入りますが、"コンテンツ東京"で感じた事の一つは、"今後必要とされる人材は、ますます高度なテクノロジーの力量が求められる"ということです。つまり、優秀なプログラマーが重要視される時代なのだということです。


優秀なプログラマー、データサイエンティスト、等そのものズバリの職種はもちろんのこと、今までは関係ないと思われていた職種や分野・業界も例外ではありません。


例えば、ソフトコーディングを理解するハード技術者、プログラムを理解できるサービス部門の担当、BIシステムを自由にカスタマイズする財務責任者、システム設計が分かる流通オペレーター、等々です。


そんな中、文部科学省は、2020年以降に施行される、プログラミング教育必修化を盛り込んだ学習指導要領改定案を発表しています。


グローバル時代における人材の育成という面で、文部科学省の2020年を目指した小学校での英語教育改革が始まっている事は、ご存じの方は多いかと思います。


実は、この小学校の英語教育と共に、プログラム教育もスタートしてきているのです。世界規模でいうと若干出遅れた感がありますが、日本でも2020年度から、理科や算数の時間にプログラム的な思考を進めていく時間が導入されるようです。


一時期デジタルネイティブという言葉が流行りましたが、日本においても、英語に次ぐ第2言語がプログラム言語という、コードネイティブという世代が登場するかもしれません。


既に、未来のコードネイティブ向けのマーケットを狙って企業が動き出しています。動きだしが早かったアップルは、昨年夏もキッズ向けのプログラミングサマーキャンプを実施しています。
https://japan.cnet.com/article/35102991/

同社が提供するアプリにも"Swift Playgrounds"というものを展開しています。
https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/


またLEGOをはじめとする玩具メーカーも動き出しています。
https://www.lego.com/ja-jp/service/device-guide/boost
https://japan.cnet.com/article/35103361/
https://japan.cnet.com/article/35084778/6/


少子高齢化と世間では騒がれていますが、お父さん、お母さん、祖父母合わせた、6つの財布を集めているのが、キッズマーケットです。キッズマーケットは大きく可能性の宝庫なのです。さらに今それらのトレンドは、"従来型の単なる子供用玩具や、オモチャ、習い事 等々"から彼らの未来を見据えた、IT時代の人材需要を踏まえた"新たな玩具、オモチャ、習い事 等々"へとその様を変えてきているのです。


親が子供のエンターテイメントに期待するのは、"知育"や"学習の一助となるもの"という調査結果も出ています。
https://info.kadokawadwango.co.jp/news_release/2017/0306/(出典:『こどもマーケティング白書2017』)


将来の人材市場で必要とされる能力が開発されることを願って、子供へ投資できる親は(自分の分は摂生しても)惜しみなく財布を広げていくことでしょう。そのマーケットへ各企業の新しいアイデアが投入されていくのが、この2018~2019年のような気がします。


最後に、ゲーム業界の雄である任天堂が放つキッズ向けの試み(リンク:Nintendo Labo(ニンテンドーラボ))を紹介しておきます。
https://www.famitsu.com/news/201804/05155087.html


まず、子供が興味を持ち、欲しいと思わせるもの。次に、親が子供の未来を見据えて、気持ちよく(または積極的に)お金を使いたいと思うもの。そして、子供の未来には、高いITリテラシーとプラスアルファの能力が要求されるだろうということです。


Profileライタープロフィール

上床 光信(うわとこ みつのぶ)

株式会社Gzブレイン マーケティングセクションマネージャー

「ファミ通ゲーム白書」の編集長として10年間務めた後、現在はエンターテイメントマーケティングのeb-i事業を推進中。
ゲーム業界、エンタメ業界のマーケットアナリストとして業界の前線を走り続けている。

本件に関する
お問い合わせ先

〒102-0075
東京都千代田区三番町6-17
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ

電話:03-5226-3283
FAX:03-5226-3289
メールアドレス: info@videoi.co.jp

Contact

お問い合わせ・お申し込み

サービスのお申込みやご質問、
ご利用料金などについては、
こちらからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム