スマートフォンでのインターネット利用は、1日平均約3時間
「エンターテイメント」「サーチ・ポータル・コミュニティ」で総消費時間量の半数を占める
2018年09月10日
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(本社:東京都千代田区、社長:遠藤(えんどう) 敏之(としゆき))は、スマートフォンでのインターネット利用の消費時間量について、測定したログデータをもとにまとめました
<主なポイント>
● スマートフォンでのインターネットの推定利用者数は、2018年7月度で6,886万人であり、前年同月にくらべ9%増となっている。また、利用者の1日当たりの利用時間には、著しい季節変動は見受けられず、3時間を超える水準で安定した推移を示している。 【図表1】
● 2018年7月度の1日あたりのスマートフォンインターネット利用時間を性・年齢別にみると、女性の方が男性より25分ほど長くなっている。特に女性18-29才と女性50代では3時間30分台と、相対的に利用時間が長い傾向にある。一方、男性30代と女性60才以上では2時間30分台にとどまる。 【図表2】
● 次に、2018年7月度の総消費時間量の内訳をWebサイト/アプリのカテゴリ分類からみてみると、「エンターテイメント(ビデオ/映画、音楽、ゲームなど)」「サーチ、ポータルとコミュニティ(検索エンジン、SNSなど)」がともに25%を占め、両カテゴリで半数の消費時間を占めるに至る。以下、「コミュニケーション(インスタントメッセンジャー、Eメールサービスなど)」18%、「効率化 / ツール(ストレージ、カレンダーなど)」11%と続く。半年前の2018年1月度・前年同月と比較すると、「サーチ・ポータル・コミュニティ」のシェアの伸びが目立つ。
また、「ニュースと情報」も僅かではあるがシェアを伸ばしている。
ちなみに、2018年7月度の日本国内の総消費時間量は、約60億時間となっている。 【図表3】
*総消費時間量=推定訪問者数 × 訪問者1人あたりの月間滞在時間量
● シェアが伸びている「サーチ、ポータルとコミュニティ」をサブカテゴリ別に分解してみると、「ソーシャルネットワーク」が最も多くを占めているが、カテゴリ内の消費時間量シェアは低下傾向にある。逆に、「サーチ」「ポータル・コミュニティ」が伸長している。
同様に、「ニュースと情報」を分解すると、「総合ニュース」のシェアが過半数を占めるに至っている。 【図表4】
◇スマートフォンでのインターネット利用は、1日平均3時間程度で安定しています。今後、何かをきっかけに利用時間は増減するのでしょうか?また、限りある時間の中で利用されるサービスの勢力図は変わっていくのでしょうか?
引き続きデータをウォッチし、トレンドやニュースを発信していきます。
【図表1】スマートフォンでのインターネット利用者数 / 1日あたりの利用時間の推移
【図表2】性・年齢別 スマートフォンでのインターネット利用者の1日あたりの利用時間 (2018年7月度)
【図表3】カテゴリ別での消費時間量シェア推移
【図表4】カテゴリ内のサブカテゴリ別消費時間量シェア推移
■カテゴリ「サーチ、ポータルとコミュニティ」
■カテゴリ「ニュースと情報」
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