『平成』から『令和』へ。大型連休のPCインターネットアクセス状況
2019年5月21日
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(本社:東京都千代田区、社長:遠藤 敏之[えんどう としゆき])は、大型連休期間におけるPCインターネットのアクセス状況について、インターネット視聴データサービス「Web Report」をもとにまとめました。
<結果のポイント>
● GW期間中は、PCインターネットの滞在時間がやや長めの傾向に
2019年のゴールデンウィーク(GW)は、5月1日(水)が新天皇の即位の日で祝日になったことに伴い、10日間の大型連休となった。
日別でGW期間とその前の10日間のPCインターネット全体の推定訪問者数をみてみると、GW最終日の5/6(月)に1,500万人台を記録している以外は、1,300万~1,400万人台で安定しており、目立った特徴は見当たらない。訪問者一人あたりの平均滞在時間は、GW期間は各日とも1時間10分台で推移し、GW前にくらべ数分長い傾向にある。 【図表1】
これをGW期間トータルでみると、推定訪問者数は2,736万人、訪問者一人あたりの平均滞在時間は6時間21分となった。GW前の2時点と比較すると、平均滞在時間が若干伸びていることがわかる。 【図表2】
● GW期間に推定訪問者数の増加率が上がったのは、外出を目的としたWebサイト
次に、GW期間トータルとGW前の10日間でのWebサイトの推定訪問者数を比較してみた。Yahoo! JAPANやGoogle、YouTube、Amazon.co.jp、楽天市場などの主要サイトも推定訪問者数は増加しているが、増加率でみると、「ウェザーニュース」や「気象庁」などの天気情報サイト、「ジョルダン」「日本道路交通情報センター」などの交通情報サイト、「ウォーカープラス」「トリップアドバイザー」などの観光・旅行関連サイト、「Retty」「食べログ」などのグルメサイトといった、外出を目的としたWebサイトでGW期間の増加率が高い傾向にある。また、「Forbes JAPAN」「is Media」「文春オンライン」などの雑誌系サイトの増加率も高くなっている。 【図表3】
● 大型連休になった影響により、昨年にくらべ低活性となった4/30・5/1夜のアクセス動向
最後に、改元によって『平成』最後の日となった4/30(火)と、『令和』最初の日となる5/1(水)の、時間帯によるアクセス状況の動きを1年前の同日と比較してみた。なお、昨年の4/30(月)は今年と同様に国民の休日だが、5/1(火)は連休の谷間の平日(翌5/2も平日)という違いがある。
これをみると、今年は5/1が祝日になったことの影響もあり、両日とも昨年同日にくらべ19時以降の時間帯で低調な傾向にあり、逆に5/1の日中9~17時台では今年の方が活発になっている。 【図表4】
※文中の数値はすべて、家庭内PCインターネット利用者の推定値
【図表1】2019年4月17日(水)~5月6日(月)までの日別でのPCインターネットアクセス状況
【図表2】GW期間トータル(4/27~5/6)でのPCインターネットアクセス状況 前2期間との比較
【図表3】GW期間トータル(4/27~5/6)での推定訪問者数増加率上位サイト一覧
*GW期間トータルで推定訪問者50万人以上のWebサイト
【図表4】平成最後の日(4/30)と令和最初の日(5/1)の時間帯別アクセス状況 前年同日比較
*1時間ごとの推定訪問者数の平均値を「100」として指数化
■PCインターネット視聴データサービス「Web Report」の概要
パネル対象者 | 日本国内の4歳以上の家庭内PCインターネットユーザー 約12,000人 |
パネル構成 | 母集団となる日本国内の家庭内PCインターネットユーザーの縮図となるよう、性/年代構成等を準拠し、パネルを構築 |
“インターネットユーザー”の定義 | 過去12ケ月間に家庭内PCインターネットを利用した人 |
<株式会社ビデオリサーチインタラクティブ>
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インターネットオーディエンス測定事業、広告統計事業、広告効果測定事業を軸に、1999年より活動しています。
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